「子どもの集い」などの進め方
「子どもの集い」を開催するときの準備から実施までの流れについて、順を追って説明します
企画する
それぞれのアイディアに基づいて具体的な企画をたてます
-
サンガスタッフを集めます
- 企画の段階から関わってくださる方、準備を手伝ってくださる方、当日動いてくださる方などを探してみましょう。
- 寺族、衆徒、門信徒(総代・門徒推進員・仏婦会員・仏壮会員など)、保護者や地域のリーダーに声をかけてみませんか。
- なかなか見あたらない時は、組サポーターに相談してみてください。
-
日時を決めます
- お寺の事情、スタッフの予定もありますが、地域や学校の予定を調べて重ならないようにすることが大切です。
-
プログラム(内容)を考えます
- 本堂でのお参りをどのようにするかが一番重要ですが、例えば下記のような形が考えられます。
- 作法などの説明
- 合掌・礼拝
- お勤め:お勤めは「正信偈」「らいはいのうた」「讃仏偈」などがいいでしょう。
- お話:お話は必ずしも法話に限らず「仏典童話」の朗読なども考えられます。
- 合掌・礼拝
- 全体として無理のない日程にしましょう。
- 参加する子どもたちの側に立って内容を考えることが大切です。
- 教区少年教化アドバイザーや組少年教化サポーターに相談することもできます。
- 本堂でのお参りをどのようにするかが一番重要ですが、例えば下記のような形が考えられます。
-
予算をたてます
- 参加者からの参加費が必要かどうかを検討します。いずれにしても参加者の負担が少なくなるように考慮してください。
準備する
当日までに必要に応じて事前の準備をしておきます
-
案内状やポスターを作ります
- 「キッズサンガ」があることをできるだけ多くの人にお知らせしましょう。
-
案内状を配ってお誘いします
- 名前がわかっている場合は直接手渡しか郵送します。
- 月参りや法事の折に見かけた子どもに渡します。
- 近所の子どもたちに配ります。
- 門信徒のサンガスタッフに配ってもらいます。
- ポスターを掲示したり、寺報の紙面で案内します。
-
プログラムを決定します
- プログラム(内容)を最終的に決め、それぞれについて担当する人や用意しておく物などを確認します。
- 参加する子どもたちの側に立って内容を考えることが大切です。
- 全体の進行表などを作っておくと便利です。
-
当日渡すものを用意します
- 参加者名簿や名札は用意しておくといいでしょう。
- 参加記念品を渡す場合は物を選び、少し多めに用意しておきます。
- 資料(レジュメ)や教材(念珠・聖典など)の作成と手配をします。
-
備品を用意します
- 音楽用のCD又は楽器などがあるといいです。
- 記録用のカメラ、救急箱は用意しておきましょう。
- 文具類(紙とかペンなど)はなにかと必要です。
-
直前の準備
- 受付の場所と内容を確認しておきます。
- 飲食物を用意する場合の買い出しをします。
- できればお寺の前に看板、仏旗、のぼりなどを設置します。
- サンガスタッフとの最終確認をしておきましょう。
実施
そしていよいよ実施となります
何より、お寺とのご縁の少ない子どもたちにとって、阿弥陀さまのおこころに触れる尊い仏縁になります。そうしてお寺を身近に感じるようになった子どもたちは、阿弥陀さまの願いに生きる人となり、すべてのいのちとともに歩む人となってくれるでしょう。子どもの集いを通してお寺が子どもたちの寄り所となり安心して過ごせる場所となることを願っております。
サンガスタッフについて
サンガスタッフとは「子ども・若者ご縁づくり」に参画してくださるすべての方々の呼び名です。
「子どもの集い」を開こうと思っていてもなかなか実施に踏み出せないご住職方の声をよく聞きますが、それはご住職だけの力ですべてをしてしまおうとされているからではないでしょうか。
是非、門信徒の方々の積極的な参画をいただきながら「子どもの集い」を進めていきましょう。
お寺の関係者だけでなく、ご門徒の方々や地域の皆様などキッズサンガに興味を持たれた方はお近くの浄土真宗本願寺派のお寺にお気軽にお問い合わせください。
また一般的なお問い合わせもこちらから承っております。
救急対応について
最も効果的な救急法は予防だと言われています。 実施プログラムを組む際には子どもたちが怪我をしたり、病気になったりしないか事前にプログラムを点検していただくことをお願いします。
事故が起こってしまったときのために、各寺院にて任意保険(レクリエーション保険)に加入することをお勧めします。
参考 | (社)全国子ども会連合会「子ども会KYT 危険予知トレーニング」 しかし、まさかは起こります。そのときのために日本赤十字社や全国の医師会などから救急対応に関する小冊子(内容は随時更新)が販売されています。ぜひとも、実施寺院(会場)の救急箱に一冊入れておくことをお勧めします。 |
---|---|
日本赤十字社「救急法の基礎知識」 「知っておきたい こどもの看病 手当のしかた」 |