現代版寺子屋「スクール・ナーランダ」vol.7 東海
【開催概要】
「スクール・ナーランダ」vol.7 東海
日 時:2023年3月4日(土)・5日(日) 9:30~17:00
会 場:本願寺名古屋別院(西別院)
〈愛知県名古屋市中区門前町1番23号〉
対 象:15歳~29歳まで
定 員:各日40名
参加費:一般:1日のみ3,000円、2日間通し5,000円(昼食付)
学生:1日のみ2,000円、2日間通し3,000円(昼食付)※受付にて学生証を提示
申込方法:下記申込みページ(Peatix)からお申込みください。
お申込みはこちら(Peatix)
※Peatixでのお申込みが難しい場合は、下記お問合せ先までご連絡ください。
申込締切:2023年2月27日(月)正午 2023年3月2日(木)正午
【テーマ】
共鳴〈いいね!〉か、断絶〈ブロック〉か。~「言葉」によるコミュニケーションのはじまりと現在
他者を理解し、共に生きるためのコミュニケーション手段である「言葉」を発達させてきた人類。ところが、同時にそれが断絶も引き起こしている私たちの世界。そもそもどうやって「言葉」は生まれたのでしょう?異なるもの同士をつなげるツールとしての言葉を使って、多様な他者が調和するコミュニティは実現できるでしょうか?
仏教でも経典や僧侶の法話など「言葉」はとても大切なもの。僧侶をはじめ、ジャーナリスト、動物行動学者、アーティスト、評論家、ダンサー、さまざまな視点から、言葉の起源と現在そして未来のあり方を考えます。
【プログラム】
<3月4日(土)>
◎講師による授業(①モーリー・ロバートソン/②葛野洋明/③岡ノ谷一夫)、講師全員によるトーク・セッション、参加者同士や講師を交えたディスカッション。
◎NALANDA SPECIAL:伊勢型紙の華葩(けは)づくり体験
国指定の伝統的工芸の技を学ぶものづくり体験。昼食は、名古屋名物・矢場とんの「みそかつ」。
<3月5日(日)>
◎講師による授業(①西村宏堂(オンライン)/②荻上チキ/③野呂 靖)、講師によるトーク・セッション(荻上チキ・野呂 靖・鹿子澤 拳)、参加者同士や講師を交えたディスカッション。
◎NALANDA SPECIAL:かのけん先生のダンスワークショップ
ダンスを通じたコミュニケーションを体感。昼食は、三重名物「てこね寿司」。
※詳しいタイムテーブルは、こちらをご覧ください(変更になる場合があります)。
タイムテーブル
【講師プロフィール】
<3月4日(土)>
モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト・ミュージシャン) 日米双方の教育を受けた後、東京大学とハーバード大学に現役合格。国際ジャーナリストからタレント・ミュージシャンとして、そのマルチなキャラクターと知性で活躍の場を広げつづけている。また、富山県氷見市や広島などゆかりの地にて地域創生にも積極的に関わっている。 著書に『悪くあれ!窒息ニッポン、自由に生きる思考法』。 |
岡ノ谷一夫(動物行動学・生物心理学者) 1959年生まれ。帝京大学教授、東京大学名誉教授・客員教授。慶應義塾大学文学部卒業後、米メリーランド大学大学院で博士号取得。理化学研究所などを経て、2022年より帝京大学先端総合研究機構教授。小鳥の歌の進化と機構から人間言語の起源を考える研究で知られる。主な著書に『「つながり」の進化生物学』『言語の誕生を科学する』(小川洋子さんとの共著)など。 |
葛野洋明(浄土真宗本願寺派僧侶) 1962年生まれ。龍谷大学大学院実践真宗学研究科特任教授。大学卒業後、浄土真宗のみ教えを海外にも伝えるため、米国ロサンゼルス別院に勤務し伝道活動を行う。帰国後、海外で実感した「言葉の持つ力」について研究を進め、学生に寺院活動や伝道に関する実践的分野を教えている。著書に『Namo Amida Butsu〜世界に響くお念仏〜』や『心に響くことば』など。 |
<3月5日(日)>
西村宏堂(アーティスト・僧侶) *オンライン講義 1989年生まれ。ニューヨークのパーソンズ美術大学を卒業後、アメリカを拠点にミス・ユニバース世界大会などでメイクアップアーティストとして活動。2015年、浄土宗の僧侶となる。LGBTQ活動家として「性別も人種も関係なく皆平等」というメッセージを日本語、英語、スペイン語などで発信し、ニューヨーク国連人口基金本部、イェール大学、増上寺などで講演を行う。2021年にはTIME誌「次世代リーダー」に選出された。第57回紅白歌合戦ではゲスト審査員を務めた。著書「正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ」は8カ国語で出版される。 |
荻上チキ(評論家) メディア論を中心に、政治経済、社会問題、文化現象まで幅広く論じる。NPO法人「ストップいじめ!ナビ」代表理事。一般社団法人「社会調査支援機構チキラボ」所長。ラジオ番組「荻上チキ・Session」(TBSラジオ)メインパーソナリティ。著書に『未来を作る権利』、『災害支援手帖』、『いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識』、『宗教2世』など。 |
鹿子澤 拳(表現者・ダンサー) 生まれつき聴覚に障害がある。大学生から本格的にストリートダンスを学ぶ。デフコミュニティの当事者として様々な葛藤、自分自身のアイデンティティに悩みながらも、海外留学を経験。現在「ありのままの自分」をモットーに、ダンス、ミュージカル、映像など幅広い分野の作品に出演。東京2020パラリンピック開閉会式、紅白歌合戦2021、THE DANCE DAYなど多数出演。 |
野呂 靖(浄土真宗本願寺派僧侶) 1979年生まれ。龍谷大学文学部准教授。東大寺など中世の寺院で行われていた論義や談義とよばれる、相互のコミュニケーションを重視した学習方法とその内容を研究している。有志とともに「認定NPO法人京都自死・自殺相談センターsotto」を設立し、現在は理事をつとめる。著書に『日本仏教と論義』、『凝然教学の形成と展開』、『明恵上人夢記訳注』など。 |
【NALANDA SPECIAL】
①伊勢型紙の華葩づくり体験(3月4日)
伊勢型紙(いせかたがみ)は、三重県に伝わる国指定伝統的工芸品。もとは着物などの生地に文様を染めるためのものですが、近年では型紙の優雅で繊細な図柄の芸術性から染色用途だけでなく、美術工芸品や家具などにも使用されています。この伊勢型紙でオリジナルの華葩(けは)(法要の際に使われる、蓮の花びらをかたどった紙片)を作るワークショップ。
②かのけん先生のダンスワークショップ(3月5日)
生まれつき聴覚に障害があるダンサー「かのけん」こと鹿子澤拳さんを講師に、「言葉」以外のコミュニケーション手段である、身体を使うダンスでどのように他者に思いを伝え、相手の思いを受け取れるのか、実際に体を動かして体験します。
③愛知と三重の名物でランチ。「矢場とんのみそかつ」(3月4日)と「てこね寿司」(3月5日)
ナーランダでは、その土地ならではの美味しいものを昼食にご用意。今回は、八丁味噌などの豆味噌をベースにした秘伝のタレで作る名古屋名物「矢場とん」のみそかつ丼と、伊勢・志摩地域でとれた新鮮なカツオやマグロを使う三重名物「てこね寿司」です。
(写真はイメージです。当日ご提供するものとは異なります。)
【公式SNS】
※vol.7東海の情報や過去開催の様子を公式Facebook、Twitter、Instagramで是非ご覧ください。
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【注意事項】必ずお読みください。
◎申込は先着順で定員になり次第締め切りとさせていただきます。
◎「学生」の方は、学生用の参加費となります(ただし、学生証や学生手帳等、学生であることを示すものを当日受付にてご提示ください)。それ以外の方は「一般」扱いとなります。
◎参加費には昼食代が含まれております(交通費・宿泊費は各自負担)。
新型コロナウイルス感染症対策について:
開催にあたっては、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を実施いたします。詳細はこちらの「新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」に記載しておりますので、必ず事前にご確認いただき、お申込みください(事前の体温測定や会場にて抗原検査をお受けいただくなどの対応が伴います)。
なお、今後の感染状況によりオンライン開催への変更、もしくは中止となる場合があります。
個人情報の取り扱いについて:
申込者の個人情報は、当室が管理し、また当室より委託を受けた委託先は本企画の実施運営に関わる作業のみを目的として使用いたします。個人情報は、契約に基づく委託先を別として第三者には提供いたしません。
【キャンセルについて】
◎主催者の都合による中止を除き、参加費決済後のキャンセルによる返金は対応いたしませんので、予めご了承ください。
◎新型コロナウイルス感染症、またその他やむを得ない事由によりオンライン開催へ変更となった場合、原則参加費の払い戻しはいたしません(後日記念品の華葩をお送りいたします)。
◎ただし、同様の事由によりイベントが中止となった場合は、参加費全額を返金いたします(参加費支払い時に発生した手数料は除く)。なお、いずれの場合も参加のために手配いただきました交通費や宿泊費のキャンセル料等は各自ご負担をお願いいたします。
【開催・運営】
主 催:浄土真宗本願寺派 子ども・若者ご縁づくり推進室
共 催:浄土真宗本願寺派 東海教区「スクール・ナーランダ」実行委員会
企画・ディレクション:エピファニーワークス
企画・運営:浄土真宗本願寺派 東海教区「スクール・ナーランダ」実行委員会/「チーム・ナーランダ東海」
【お問合せ先】
浄土真宗本願寺派 子ども・若者ご縁づくり推進室
〒600-8501 京都市下京区堀川通花屋町下ル 浄土真宗本願寺派宗務所
https://goen.hongwanji.or.jp/
E-mail:goen@hongwanji.or.jp
TEL:075-371-5181(代表) FAX:075-351-1211